紅白歌FESオンライン2023
◆審査員からの講評◆(詳細)
あんぽんたん●紅組●
猟奇的な世界観を持つ一曲ですね!疾走感のあるのにドロっとした側面があるので、全速 力で内臓を抉り取られたような気持ちになります!アイロニカルで澱んで泥臭い人間を感 じる内容です。基本的にツービートで曲が進んでいき、曲の間奏部分でブレイクしていく感 じが心の壊れている様子が感じられます。ここでの歌詞での smile again にはとても個のエ ゴが全面的に詰まっている気がしてそれが音に反映されているのが面白いなって思いまし た。複雑な人間の感情を表現出来ているのではないかと思う一曲です。
【審査員・ぼあずきょい先輩】
今ではもうもう再現できないだろう懐かしい映像とサウンドに一瞬呆然とした。 わざと? 敢えて? いずれにしても懐かしすぎて逆に新鮮。 途中で出て来る字幕でにやにやしてしまったけど、無い方が良かった気もする。 楽曲が映像と同じく粗削りな所がまたリアルでよかった。
【審査員・恣意セシル】
21世紀音楽隊●白組●
ジャ、ジャ、ジャというイントロ部分から、3 人が全く同じ動きをしてるところに目が引か れた。パンクバンドだが、埋もれないカラーを保ちつつ歌に入っていく。ベースの人もギタ ーの人も笑顔だったのが嬉しくなった。その後、歌詞を聞いていると、うっかり応援されてしまっていて、つい背中を押してくれと頼みたくなる。テンポ感もとても合っていて、明る い気持ちになるナンバーでした。
【審査員・HANAKO】
凄く楽しそうにライブを、音楽をするバンドだなと思いました ライブ見に来てる人もちゃんと楽しんでください感が伝わってきました しっかりライブの〆が出来るバンドだと感じました。
【審査員・mujina】
送葉ナツメ●紅組●
ギター弾き語りで感情をそのまま歌詞にしたような分かりやすい楽曲で、とても聞きやす かったです。 彼氏に美味しい手料理を食べさせたい一生懸命な気持ちが、すごい伝わってきました。 また、C メロで雰囲気が変わってからの歌詞も心揺さぶるものがありました。 MV の背景がギター演奏と歌詞が流れているため、音楽も MV も両方楽しむことができま した。 楽曲も歌詞も最後までバランスの取れた 1 曲であると思います。
【審査員・いれぶん】
とにかく親近感のある歌詞と、圧倒的主観。おそらく生活の中ではほんの 10 秒たらずのあ いだの脳内思考なのだけど、音楽にするとこの景色、この情感になる。すこしワクワクしな がら恋人と料理についてあれこれと考え悩む。これこそが最も幸福度の高い暇なのである、 とナレーションしてもらいたくなる作品。
【審査員・HANAKO】
青栁智義●白組●
なんて優しい声!第一声ではっとしてしまいました。 心にすっと沁みるあたたかい歌声。 ちょっとせつない歌詞の世界観を ギターが優しく、力強く導く一曲です。 夕暮れに染まる情景が脳裏に浮かびます。 きっとみんなの心の中にあるセピアの記憶。 いつの間にか閉ざしてしまった大人(怪獣)の心を、 優しくあけてくれるような気持ちになれました。 明日、また一歩踏み出せそうな気持になれました。
【審査員・リコッタ姫】
青柳智義さんの「Otonakodomo」は、エレアコによるシンプルな弾き語り曲でした。美し い声とキャッチーなメロディで、大人になるとはどういうことなのかという哲学的なテー マを歌っていたことが印象的でした。ラスサビでコードがかなりオルタードするのにも耳 を引かれましたね。
【審査員・元住吉ななお】
黒猫財閥●紅組●
しっかりした世界観があるバンドだなと思いきいておりました。 ヴォーカルの方の声にあった楽曲で凄く魅力的でした。ライブで映えるバンドだと思います。
【審査員・mujina】
はじまりのスローな甘い空気感と、テンポが早くなってからの急かされる空気感が、折り重 なってまさしくタルトタタン。「甘い夢とコトコト」の部分は、鍋でふつふつ煮立ててる音 に聞こえて面白いなと思いました。切ない中にも激情があって、メッセージ性というよりは 傍観してる感が強い曲ですが、個性を感じさせられるところが凄いなと。
【審査員・HANAKO】
あのコと抱っこ●白組●
疾走感のある楽曲で楽しいバンドでした。ちゃんとお客様にアオリも出来るライブバンドで良かったです。
【審査員・mujina】
爽やかで青春感のある曲で素敵でした。演奏、ライブを楽しんでる感じも出てて良かったで す。 ギターソロもカッコよかったです。また観客と盛り上がろうとしてる感じも見受けられて 素敵でした。
【審査員・くずーきん】
前西原夕子●紅組●
弾き語りというスタイルを余すことなく生かした曲! キレがあるギターと、抜けの良い歌声が とっても心地よかったです。 飛び出す声色も多彩で、最後まで新鮮な気持ちで聴くことができました。 曲の展開も、遊び心も満載だと感じました。 まさにライブハウスで体を揺らしながら聴きたい、お酒が進む 1 曲です。
【審査員・リコッタ姫】
綺麗な歌声と躍動感もあり惹き込まれる弾き歌いでした。オクターブでいったりきたりの メロディーとリズムの感じがカッコよかったです。 伸びやかなヴォカリーズも素晴らしくてライブ感を楽しめました。
【審査員・くずーきん】
町田桃子●白組●
タバコを吸っているという日常的な光景を美しく描写するそのテクニックが素晴らしかっ たです! 不思議とその映像の世界観にすんなりと溶け込む事ができました! 全く誤魔化しのない人間的なアナログサウンドは現代では逆に貴重なサウンドですね! まっすぐな歌声、耳に残るメロディー、三拍子のリズム、シンプルな構成音、全てが素敵に 絶妙にまとまっていて、とても心地よく聴かせて頂きました!
【審査員・BROTHER TOSBY】
古き良き時代を思い出させるサウンド、歌詞と、PV の映像がとても良く合っている。 曲名の捻りにも、嬉しい驚きがあった。 影も形もなかったころの郷愁と、微かに兆す明るい影を感じられて良かった。 映像作品として、これを一番に推したい。
【審査員・恣意セシル】
危険物品●紅組●
夏のドライブで聴いたらめっちゃ気持ち良さそう!!!と率直に思いました。 突き抜けるような爽快感のある曲ですね。 可愛い歌声と軽快なラップでテンション爆上がり必須。 メンバーさんもお客さんも楽しそうなのが凄く良くて、見ていて自然とニコニコします。 途中のリズム落ち部分でお客さんが揃って盆踊り?してるのが楽しそうで私もやりたい。
【審査員・ヨコノメグミ】
はじめの曲紹介から、メンバーの皆さんのお人柄の良さと仲の良さがあふれて、”危険”な香 りがしませんね(^^ キャッチーで爽やかなメロディに、美味しい所で 16 分食って入るノリノリなリフの組み合 わせがとてもカッコよくて心地いい! この音源はスタジオレコーディングされたものでしょうか...ボーカルさんの歌唱力、演奏の クオリティ、バランスも素晴らしくて圧倒されます もちろん、歴戦のライブ映像を"ライブハウスにいるていで"楽しませていただきました♪
【審査員・OrcheStellar】
ナユタ●白組●
ネット上で楽曲制作されているという 今どきな楽曲の作り方が面白い! テンポよく展開する MV は目が離せません。 すごく繊細に作りこんであって何回でも観たくなります。 ゴリゴリの音もテンションが上がります。 「わかってくれ わかれないことが苦悩だと」の歌詞は共感しかないです。 最後には一緒に万才したくなりました。
【審査員・リコッタ姫】
不器用だけど真っ直ぐに生きる人への応援歌ですね。 葛藤・絶望・焦燥など生きていればブチ当たる負の感情をまるっと認めて昇華しているよう な。 ハイトーンで柔らかい声がエグるように歌うギターロック。 全て認めて受けとめて、バンザイ!
【審査員・ヨコノメグミ】
Just passing through●紅組●
明るい曲調と明るい楽器で冬に二人の幸せを思い描いた素敵な楽曲でした。 寒い冬をテーマにしている MV が多いですが、歌詞と歌唱で冬の寒さを忘れさせるような 心暖まる MV に仕上がっています。 最近の楽曲と比べると長めの楽曲時間となっていますが、楽曲の心地よさであっという間 に聞き終えてしまいました。 B メロの始まりが楽曲のいい雰囲気を作っていてサビの綺麗な流れも良かったです。
【審査員・いれぶん】
この季節にぴったりの素晴らしい曲ですね!イントロの冬の情景を感じさせるピアノから ゆっくりと時間が流れていき、大事な人と一緒に過ごす冬の遅く流れる日常を深く感じま した。サビになると一気に音の世界が広がり”個”から”街”に視点が移るのが雪の降る街を深 く感じさせてくれました。サビの最後に”一緒に歩いていってね”という歌詞で視点がまた” 個”に戻るのも人間味を感じ、メロディの柔らかさや優しい歌い方が相まってロマンチック な様相を感じました!とても優しい曲です。
【審査員・ぼあずきょい先輩】
ラザロ(Lazarus)●白組●
最初に波の音と映像があるので夏の楽曲かと思いましたが、個人的に楽曲の雰囲気は冬に 聞きたくなる楽曲でした(笑)。 少し渋く、そして優しい声の男性ボーカル曲で聞き入ってしまいました。 また、何故この動画素材を選択したのか気になるシーンがたくさんあって面白かったです (笑) 私がコーヒーを飲む時はほぼ必ず甘いアイスコーヒーかアイスカフェオレにするのですが、 少し苦く濃い目のコーヒーでも飲んでみようと思いました。
【審査員・いれぶん】
優しく寄り添う歌声、冬ソングにピッタリですね。 黄昏時から夜にかけて聴くのがとても曲の雰囲気に合い、沁みこんできます。心の中まで温 かい気持ちにさせてくれる音楽は必須だと思います。 夏の熱い空気、海の様子から季節が進み、移り変わっていく時のちょっとした寂しさや切な さをコーヒーに混ぜながら、大切な人をもっと大切にしたいと思える一曲でした。
【審査員・やすこ】
しにぞこナイツ●紅組●
“地獄”の喘ぎを思わせる意図的なハウリングが印象的なギター、シュアなリズム隊もカッコ いいですね ユーモア感あるバンド名と愉快な曲紹介からの、このキレッキレの演奏 なんというギャップでしょう! そしてまた、ボーカルさんのヘドバンシャウトからのゆるふわな近況報告... 次々に現れるギャップの魅力に引き込まれ、楽しませていただきました ライブ音源と多視点の映像を組み合わせた MV も迫力と臨場感がすごくて、やっぱりバン ドっていいな、ライブっていいなと思わせてくれました。
【審査員・OrcheStellar】
しにぞこナイツさんは、パンクバンドですが OP 映像からもエンターテイナー感があって 面白かったです。中間部、突然ドラムがラテンのリズムを叩き出し、トークパートになるの も笑いました。演奏も楽器隊の息が合っていてリフもタイト。A メロのフィードバック音も 偶然かも知れませんがカッコよかったです。あと、わたしなら U ターンしてパン屋に入り ます。
【審査員・元住吉ななお】
THE TELEGRAMS●白組●
ストレートなサウンドと歌詞とスタイルで、聴いていてワクワクします。歌おうぜ、夢を見 よう、などのド直球なワードと強烈なシンプルさが、聴いている人が本当に歌いたくなるよ うな、夢を見たくなるようなパッションを与えています。 イカしたアイツの、どこがどうイカしてるのか、逆に描写が無さすぎて知りたくなりますが、 ライブ映像の中のメンバー3 人がその答えであればいいな…と思いました
【審査員・並木純一】
月曜日の憂鬱さを蹴飛ばす感じが出てて良かったです。 とにかく前向きな感じもしますが、日常の暗い部分も見え隠れした歌詞も良かったです。ソ ロパートもカッコよかったです。 素晴らしいライブパフォーマンスでした。
【審査員・くずーきん】
星桃花●紅組●
星桃花さんの「毒恋慕」は、ストリングスを用いたシンフォニックなアレンジのメタル曲で した。ボーカルの声質がかわいくて、童話的なモチーフと合っていました。また、白雪姫に 恋したりんごという設定(だと思います。たぶん)が斬新で良かったです。
【審査員・元住吉ななお】
しっかり作り込まれたストーリーが、完成度の高い動画も手伝ってスッと入ってきます。知 名度の高いキャラクターを二人称に、複雑な主人公の恋心を語る歌詞は秀逸です。 抽象的な A メロと、有名なセリフを使った B メロの対比も素晴らしいですし、サビの頭が 常にヒロインの名前から始まるのも、ポピュラーミュージックの定石をしっかり踏まえて いると思いました
【審査員・並木純一】
スース●白組●
美しいファンタジーの世界にどっぷり迷い込みました。 ふと目覚めた朝、正解や秩序のない、混沌とした世界になっていたら。 考えてみるとワクワクする反面、一度足を踏み入れれば帰ってこれないかもしれない気が して、少し怖くなりました。 もしかしたらこの世界は、人から花や木々や、空に舞う光となって、最後にたどり着く楽園 のような場所かもしれません。 と想像が楽しい作品でした。
【審査員・やすこ】
小鳥たちがさえずり合う静かな「私の眠る国」 その安らかな場所に、創造という名の破壊が迫っている─ 恥ずかしながら、歌詞の日本語の言葉遣いが私には難解なところがあって、このような解釈 でよいのか自信がないのですが、地球の未来を憂う深いテーマが流れているように感じま した むしろ、言葉は分からなくてもこの音楽があれば、世界中の人々が地球の未来を一緒に考え、 共通理解をはぐくむことができる。スースさんの音楽にはそれくらいのパワーが秘められ ているのかもしれませんね
【審査員・OrcheStellar】
daTTTo●紅組●
楽曲の疾走感がまさに兎! イントロから引き込まれました。 ギターの超絶技巧にも聞きほれます。 アコギとエレキギターの織りなす 旋律がアンニュイな歌の世界観を包み込んでいます。 男女ユニットならではの美しいハーモニーや掛け合いも 耳に心地よいです。 スタイリッシュでお洒落な MV は、最後まで必見です!!
【審査員・リコッタ姫】
ボーカルさんの伸びのある歌声、耳に残るメロディーがとても印象的でした! バックのオケにつきましても、疾走感溢れ演奏レベル、レコーディングレベル全てが高い水 準である事が終始伝わってきました。 MV も素敵ですね!何か映画を観てる気分になりました! お二人の堂々なパフォーマンスに圧倒されながらも聴いてて安心感もあり、とても気持ち よく聴かせて頂きました!
【審査員・BROTHER TOSBY】
Junkbar●白組●
ライブハウスから始まる MV でカッコ良さが抜きん出ていました。 3 人編成の男性ボーカルバンドで力強い演奏になっています。 序盤から観客への言葉と楽曲イントロの始まりにより、楽曲の他に熱いエネルギーが MV から伝わってきました。 そして笑顔で楽しそうに演奏する姿は、観客もその場のパフォーマンスに引き込まれると 思います。 完成された楽曲データでは味わえない、生演奏ならではのエネルギーを楽しめるMVです。
【審査員・いれぶん】
3 ピースバンドで 90 年代のロックを思い出させてくれる音。ベースのグルーヴが安定して いて心地よく、また、間奏でギターのかき鳴らされる箇所はグルーヴ満点。かっこいいな! とシンプルに見せてくれる。硬派な見た目だが音楽的には明るい印象で、ボーカルの声もバ ンドサウンドに負けていない。ベースの方を見るとつい、爆風スランプを思い出してしまう。
【審査員・HANAKO】
すぬたん &10key ●紅組●
普段の街並みと廃墟の対比、赤が強調されていつもと少し違って見える世界が、 その日常は当たり前なのかな?と問いかけられているな気分になりました。 大きな事件ではなく日々のちょっとした危うさや潜んでいる狂気を垣間見ているような。 心地の良い曲調と美しい歌声がそれをまろやかに表現しているのが良いなぁと思いました。 パーカッションとして使われている生活音が日常を演出しているようで面白いです。 薔薇を食べるシーンが印象的!
【審査員・ヨコノメグミ】
サウンドメイクが素晴らしく、ノイジーな生活音リズムと、メインテーマとなるアコギがし っかり分離がされていて、どちらも突き抜けてきます。 テーマとしている違和感が十二分に際立っていて、聴く人の心境によっては、不安感や絶望 までも共感のターゲットにしてしまう危険な楽曲だと思いました。 全編通して難解で解釈に振れ幅のある歌詞の中で、明日生きていくことさえ確かじゃない 街、という部分だけがコントラストとして浮き出ていて、飛び道具になっています。映像含 め、大変な秀作でした。
【審査員・並木純一】
おつかれサラリーマン●白組●
いや〜オシャレですね〜!! 少し悩ましいブルージーなメロディ、ジャジーでファンキーなサウンドからは洗練された 都会的な雰囲気を感じ、各所に散りばめられた小技がよりエモーショナルさを引き出して 楽曲の世界観を素敵にまとめあげていると感じました! 個人的には、Cool で Cute な女性ラップパートは不意打ちで、完全にノックアウトしまし た! レトロなサウンドでありながら時代を一歩リードする楽曲と感じました
【審査員・BROTHER TOSBY】
夜の眠れないもの寂しさがよく表現されている。 途中白バックに白文字で読めない部分もあったが、 やはり歌詞があるのはありがたく、世界観に没頭出来た。 絵も雰囲気とよく合っていて良かったと思う。 あどけない感じのする男性ボーカルと、意志の強そうな女性ボーカルのコントラストも良 かった。
【審査員・恣意セシル】
空シドファミリー●紅組●
今年も盛大に盛り上げて頂きましたね!紅白と言ったら空シドファミリーさん!という様 に毎年の楽しみにさせて頂いておりました。 チカさん単独の時からこの楽曲を聴かせて頂いておりましてとても好きな楽曲ではありま すが、今回ファミリー勢ぞろいで更に楽しく視聴させて頂きました。そしてちゃんとディス コミュージックになっているところに GOROGORO さんの高い楽曲プロデュース力を感 じました! チカさんダンスもキュート!皆さんいい仕事してますね!グッジョブでした!
【審査員・BROTHER TOSBY】
中毒性の宝庫でした。中華屋さんの前を通るときはしばらくこの歌が頭から離れないこと でしょう。 美味しいメニューの話でお腹が空いてくると思っていたら、実は運命の人かもしれない出 会いが同時進行していたとは。 「やっぱり君だよね」、店内はお客さんの話し声でざわざわとしていたかもしれない、 もう少し見守りたい、この物語の行方を…と漫画の打ち切りにショックを受ける読者のよ うな心境でした。
【審査員・やすこ】
百獣の王副島●白組●
重厚感のあるストリングス、大地の鼓動のようなパーカッション。そして叫び、其れは我々 を広大なサバンナに一瞬で引き込んでくれます。そして、間も無く正義とは一体何なのかを 考えさせられることになります。曲の中にいる”若い百獣の王”は数奇な運命に巻き込まれる ことなりますが、憎しみに飲まれつつも心の何処かで葛藤する百獣の王には、今の人類に対 してのメッセージを感じさせられます。我々が持つ歪んだ感情を壮大に、かつ魂が揺れるほ どの叫びで表現されたこの曲を、もっと深く。過去の罪を反省をしつつ我々は聴くべきでは ないでしょうか?
【審査員・ぼあずきょい先輩】
百獣の王 副島さんの「サバンナの怒り」は、アフリカテイストのトラックに乗せて熱くシ ャウトするポエトリーリーディングでした。人類に復讐するライオン(?)の悲しいストー リーで、ラストも必見でしたね。
【審査員・元住吉ななお】
Ayaco×gooset●紅組●
疾走感のある現代的なサウンドを、異国の古いどこかのような場所で唄うそのギャップが 良かった。柔らかに伸びる声も素敵だった。 踊りのシーンだけが現代的なオフィスを背景にしていて、踊りそのものはとても素敵だが、 そちらの背景が気になってしまった。 そのギャップを狙ったのかもしれないけれど、もうちょっとさびれた路地裏とか、そういう 雰囲気を揃えるともっと良かったんじゃないかと思う。
【審査員・恣意セシル】
BROTHER TOSBY&ASARPG のような世界観がすごく刺さりました。 柔らかで深い歌声が哀愁のあるメロディー感にバッチリはまっており、導かれるように一 瞬で色々な背景を想像しました。 進んだり戻ったりしながらもがいて何かを掴んで、といった踊りの表現力も魅入ってしま いました。 空間や時代を超えて繋がっていくスケールの大きさを感じられる、素敵な作品でした。
【審査員・やすこ】
鈴木何某 feat.Flehmann●白組●
何某さんの瑞々しい世界観と Flehmann さんのポップな音楽の絶妙な組合せに感動しまく り! さわやかな歌声と鮮やかなオケが重なり合って、夢を追い続けること、そして友情のすばら しさを伝えてくれます 失敗を恐れて動かずチャンスを逃してしまいがちですが、走り出して動いて「幸せな愚か者」 になれる人生はとても豊かで素敵ですね 私も不器用でも慎重に進むのは今からでも遅くないかな(笑 そして、楽曲と見事にシンクロしたムービーのクオリティも凄まじいですね 宇宙飛行士と正義の味方になる夢を励まし合いながら叶えていく少年たちの物語、胸が熱 くなりました。
【審査員・OrcheStellar】
これは実際にある青春アニメのオープン曲ですか…?歌詞とメロディのアクセントがピッ タリで、真っ直ぐな歌い回しと相まって、心を撃ち抜かれました。 ミックスやマスタリングの技術も素晴らしく、このまま即リリース、いやむしろ楽曲がきっ かけの TV アニメ化も夢じゃないぐらいの完成度です。ちょっと泣きそうになっちゃいま した。歌詞に出てくる言葉選びのセンスが最高で、自然と楽曲に自分の幼少期を重ねて聴き 入ってしまいました。
【審査員・並木純一】