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歌FESオンライン2022

◆審査員からの講評◆(詳細)

Just passing through​●紅組●

MVの昨今の多様性は目を見張るものがあるが、映像の冒頭にこんなにも屈託なく丁寧に自己紹介をされたのは初めてである。ハッとして聴く姿勢を正してしまう。
こんな真摯なアプローチがあるとは!!
純真さと爽やかさがスッと沁みる曲と歌詞、
間奏には季節を切りとった絵葉書の写真のような映像が添えてある。演出や衣装も風景の影を表すかの如く曲への「添え」であるように感じた。
視聴後には、丁寧なお手紙をいただいた後の暖かく心地良い高揚感が、ただただ通り過ぎるだけ-まさにJust passing throughでした。

​【審査員・金井伸幸】

芯のしっかりした歌声がとっても素敵です。いろんなスタイルを歌いこなせそうなボーカルさんですね。90年代のJ-POPのフレーバーを感じて懐かしくなりました。全体的にピアノ、打ち込みドラムの手数が多いかなという気がするので、歌や他の楽器との兼ね合いを考えたメリハリのあるアレンジが出来ると良いんじゃないかと思います。押し引き、大事。とっても大事ネ。

​【審査員・匠々】

bleu●紅組●

覚えやすいメロディーはとてもキャッチー、かわいすぎる歌詞に笑みがこぼれて、初めて聴いたのに、ずーっと頭の中でサビがリフレインして止まらなくなりました。
ほのぼのとした雰囲気に包まれながらも、聴き込むたびにボーカルの圧倒的な歌唱力、トラックメイキングの技術力に惚れ込んでしまう完成度の高さは、まさに絶品。
噛めば噛むほど美味しくなっていく、スーパーポップソングです。

​【審査員・gooset】

はつらつとした歌詞が伝わりやすい明瞭な女性ボーカルと弾むようなメロディを聴いていると自然と気持ちが明るくなります。
サビで入ってくるキュートなコーラスがさらにその気持ちを盛り上げてくれます。
また温かみのある表情豊かな女の子や猫が登場する可愛いイラスト動画も相まってと元気になる楽曲でした!

【審査員・すぬたん】

真白ツナ●白組●

イラストのMVという最近のトレンドを取り入れたMVとなっており、歌詞も追って表示されているので曲が聴きやすくなっていると思います。
打ち込みを使いつつロックなサウンドをしっかり再現できていると思います。
等身大の鬱憤や不安を正面からぶつけた歌詞と歌は一曲を通して一貫されており、ギターソロのフレーズもしっかりしていてカッコいいと思います。

​【審査員・大島健】

音楽としてもロックとしても完成してると思います。最近あまりないザ王道のギターロックサウンド!ソロもカッコよかったです。
MVもう少し動かして画面の変化があればより最後まで見てもらいやすいと思います。

​【審査員・mujina】

​テモリ●白組●

優しくて心地いいギターから始まり、ため息混じるようなボーカルがカッコよかったです。切ない感じとどこか懐かしい感じが優しく耳に残りました。喫茶店でゆったりと聴きたくなるような曲だなぁと思いました。インストのディティールもとてもカッコよくてドキッとするようなところがあって素敵でした。

【審査員・くずーきん】

ピュアな歌声に物憂げな歌詞がマッチしていて、言葉も聴きやすいので自然と歌詞を追ってしまう魅力があると思います。
ギターを主体とした日常感のあるサウンドとグルーヴは安心感を感じつつ曲の中に入っていけますし、様々奏法やベースソロなどキャッチーなギミックもありとても素晴らしい作品になっていると思います。
ジャケット画像もテーマ感にマッチしているので、今後の活動が楽しみです。

​【審査員・大島健】

おと。●紅組●

優しくて、ちょっぴり胸がしめつけられる切ないメロディー。1つ1つを噛みしめながら絞り出される言葉が、とても美しく心に響いてくる弾き語りです。
初めての出来事に対して、面白がったり、失敗したり、気づいたりする感覚は、ふだん忙しいと思い込んでいる自分に対しても、1つの物事にきちんと向き合いながら歩んでいく姿勢を思い起こさせてくれました。

【審査員・gooset】

MV、曲ともにシンプルな構成な分、歌が真っ直ぐに入ってきました。
いまでは当たり前になってしまってることだけど、初めて何かをしたと時のその時にしか味わえない感覚を思い出させていただける懐かしさを感じる様な曲です。

クリックかけてギター、歌のリズムを安定させ、声をしっかり編集かければ、もっと良くなります。
なまいき言って申し訳ございません。

​【審査員・mujina】

スースP●白組●

彗星のように登場した、前回の紅白歌FESから1年。ほとばしるエネルギーをさらに増した新進気鋭のプロデューサーが帰ってきました。
緻密さと心地よさが織りなす展開と、印象的なギターリフが、壮大な物語の世界を余すところなく表現し、聴くものをグイグイと引き込んでいきます。
来年もさらなる飛躍を期待させる、熱気あふれるサウンドを、皆さんの耳と目にも焼き付てください。

​【審査員・gooset】

ロックサウンドで疾走感のある楽曲ですね。iPhone一台で完結させている潔さも良いです。
難しいメロディーラインではありますが曲の世界観を壊す事なく歌われており、初音ミクverとの聴き比べも楽しいです!SKYSTORYという作品をもっと知りたい!と思える楽曲だなと感じました。イラストがあることにより想像力も膨らみますね。

【審査員・MEG】

空シドファミリー●紅組●

キャッチーなリフ物楽曲で歌詞もバンド名を主体にしているのでとても覚えやすく、記憶にとても残りました。
ボーカルが複数人いる事を上手く使っているので声のバリエーションが多く、聴きごたえのある楽曲になっていると思います。
MVはロックなサウンドとは裏腹にコミカルな印象を感じ、音楽を楽しんでいるエネルギーを感じられて全体的にとても良い仕上がりになっていると思います。

​【審査員・大島健】

最初のアニメーションから楽しい雰囲気が流れておりどんな楽曲かな?と思ったのですが聴いていてスカッとするような渋いロックチューンでした。
色んな方のコラボレーション楽曲で途中実写動画やMCも入りミュージックビデオなのにまるでライブを観に行ったような気持ちになり最後まで楽しく視聴することが出来ました。

​【審査員・すぬたん】

虚蝉-utsusemi-●白組●

あ、これはカッコいいっすわ。
ボーカルさんのビジュアルやキャッチーなイントロで、GLAYのようなスタイリッシュポップロックバンドだと思ったら結構ハードコア要素ありました。

すいません。 かなり好きです。

今回審査員務めさせていただくにあたり、MIXや音質に関するコメントはなしにしようと思ってたんですが、
最近のバンド物よりもドラムがすごく前に出てて迫力あって好みです。

すごくハードな要素たくさんなのに、パッと見、一般受け出来るようにバランスよく仕上げてありますね。
カッコいいです!

​【審査員・さとヤン】

かっこいいロックでとてもノリノリで聴いていたら、抜いてくるところも絶妙すぎて更にカッコよかったです。MVも前半と後半で環境音が入る感じと街を歩く映像が現代を感じさせられ、より曲の世界観へと没入させられました。ボーカルの歌唱力も本当にすごくて、演奏も本当に素晴らしく、圧巻のパフォーマンスでした。

​【審査員・くずーきん】

丸橋ミケ●紅組●

歌詞に散りばめられたワードが小さい頃の、友達とさよならするちょっと寂しい時間を思い起こさせて、
なんとも言えないメランコリックな気分にさせてくれます。

いい意味で素朴さを感じさせる歌詞とは対称的に熱量たっぷりな歌声に、目の奥の夕焼けの色がだんだんと赤くはっきりと、目の奥から目の前に広がってくるような
そんな錯覚を覚えます。
聴き終わった時には、皆さんの目の前には皆さんそれぞれの小さい頃に見た夕焼けと、その時の少し寂しい友達への感情が広がってるでしょう。

【審査員・さとヤン】

声が非常に好きです。人前で生でやってきてる人の歌声で、最近多い加工した綺麗な歌声ではなく魂込めて歌ってます!掠れてなにが悪いんだ!が伝わってくる感じがすごく良いと思います。
それが弾き語りのスタイルと歌声が非常に合ってると思います。

【審査員・mujina】

小川秀和feat.Flehmann●白組●

色彩がモノクロームに溶けていくと共にその世界に沈む。
心地良い声、心地良い音、大人びたお洒落さがリラックス、チルアウトに誘う。
雨のノイズですら語り合う二隻には心地良いはずだ。
そう、語るには良い日だ。。
しかしながら、悠久をも願いでたいスロウな心象は束の間で斬られ、また世界に色がかかり始める。
夜よ負けるなよのスヌーズは解除しておこう。
二隻はまた新たな旅に向かうのだから。。
観終わるころ、私はすっかり乗組員になっていた。
冒頭、二人の語りも含め、素敵な深夜ラジオ番組を体験した。

​【審査員・金井伸幸】

湧き出る言葉の引き出し、隙のないトラック(特に冒頭のフラッターエフェクト(?)のかかったアコギの音、最高にセンス良いです)素晴らしいですね。歌詞を読みながら、地元の友達と深夜にしょっちゅう遊んでいた20代の頃を思い出しました。イキりながらも「世にはばかられ騒げず悶え」という若さゆえの感覚も「あー分かる!」ってなりました(笑)短い曲に詰め込まれたストーリー、恐れ入りました。

​【審査員・匠々】

あんねKT●紅組●

優しい声と耳馴染みの良いトラック、のどかなMVのロケーションにどストレートなメッセージ性のリリックというギャップが良いですね。

まっすぐな確固たる信念を感じます。欲を言えばサビとの対比で、ラップの部分はもっと言葉遊びに富んだリリックを聴いてみたいなと思いました。

あとはもう一つノリとピッチが惜しいので、もっともっと深く追及してみて欲しいです。

​【審査員・匠々】
 

色々な事と戦っている人への応援歌というコンセプトが伝わりました。
メッセージ性の強い楽曲をポップでソウルな曲調に乗せて背中を押してくれる感じが良いですね。
歌詞に関しても日本語ラップで言葉の響きや運び方を大切にしていると感じました。これからもどんどん新しい曲にチャレンジしていってほしいです!

​【審査員・MEG】

白昼堂々踊レ人類●白組●

時には寝そべり、時には笑い、奏でる喜び、歌う喜びが画面狭しと伝わってくるような、メチャクチャ楽しい、踊れるバンドサウンド。
主役のボーカルを引き立てるように挿し込まれるコーラスなど、しっかり歌を聴かせる奥の深さも兼ね備えています。
ライブで味わってみたくなること間違いなしの楽しい映像は、年越しのハッピーな気分にぴったりです。

​【審査員・gooset】

ボーカルの方の開始時の体勢には驚きましたがその状態でもMCがお上手で素晴らしいです。
踊れる楽曲なので一緒にノリノリになってしまいますね!
動画でじっくり視聴するとお客さんが楽しんで聴けるようにカバーを挟んだりしてテンションが上がる構成にしてあるのがよく分かりました。
きっと現地も盛り上がったことかと思います。

​【審査員・すぬたん】

しにぞこナイツ●紅組●

社会人の日常と悲哀を描いたような曲ですね。
なんとなく、奥田民生さんの作る曲の世界観と近いものを感じました。

ふとすると、ひたすらに物悲しくなりそうなストーリーですが、
バンドの皆さんが心から演奏を楽しんでる様子
また、ちょっとコミカルに作られた映像のおかげでほっこりとした気持ちになれます。

曲の基板になってるワウギターがものすごくいい味出てますね。

あと、映像の主役はきっとメロンクリームソーダですよね。

​【審査員・さとヤン】

バンドのサウンドがとってもカッコよかったです!全体的に気だるい感じなのに心地よくもありました。歌詞が現実的で世知辛く、誰もが楽しい春を迎えられているわけじゃないような感じが良かったです。MVでも理想と現実を思わせるような対比があり面白かったです!また、サビの開放感が最高でした。

​【審査員・くずーきん】

RYO TAKAKURA●白組●

イントロからして、超さわやか系ポップスだと思ったら一筋縄じゃなかったです。

いや、めっちゃさわやかなんですけど。

出だしの「誰? 誰?」の部分で
「いや、お前が誰やねん」
と心の中でつっこんでしまいました。

完全にネタ曲の部類に入ると思いますが、
曲のクオリティーが高いからこそネタが際立ってると思います。

「和風おろし○○」最高でした。
笑いました。

あと、ひょっとしてサンドウィッチマンさん好きですか?

​【審査員・さとヤン】

プロの漫才の方に言う事ではなく、素人が申し訳ないのですが、MV、歌詞、音楽、構成どれをとってもとても面白かったです。
歌声も歌としても聞き取りやすく、音楽なのに、リズミカルで早い掛け合いの漫才を観てる様で、あいの手も、ツッコミも「ジャージャー麺」も音楽を聞いてるはずなのに凄く笑ってしまいました。最後はしっかりオチまであり最後まで目が(耳が)離せませんでした。
音楽リズムネタの漫才ではなく、音楽として曲としても物凄い完成度だと思いますし、面白くもありました。

​【審査員・mujina】

BROTHER TOSBY & ASA●紅組●

ハスキーさもありつつ透き通った歌声がとても印象的で、力みの無い倍音やロングトーンがとても素晴らしいです。
自分の声をしっかり作り込めていますしコントロールもしっかり出来ているのでとても好印象です。
サウンドは時代から逆行したレトロな印象を感じ、個人的にかなり好きなジャンル感でした。
どこか懐かしいけど新しさも感じる良いまとまりになっていると思います。
今後の活動が気になります!

【審査員・大島健】

少し懐かしいEDMサウンドに思わず身体を揺らしたくなります。80'sミュージックを目指しているということで大人世代にもZ世代にも刺さる楽曲に感じました。
ASAさんのアンニュイな雰囲気を持つ歌声との相性も良いですね。この楽曲を使用したMVも観たいなと思いました!

​【審査員・MEG】

ナユタ≠鈴木何某●白組●

お二人の声質が一見ミスマッチに聞こえるのですが曲を聴き込む程にそのハーモニーがクセになっていきました。
細かいリズムとメロディーラインの譜割りがカッチリ合って心地良く、疾走感のある楽曲が良いですね。
メイキング映像と合わせて観るとまた違った視点でMVを楽しめるという点も良かったです!

​【審査員・MEG】

アーティスト名の≠(ノットイコール)、曲名のdiscommunication(対人コミュニケーション不全)。。
視聴前にして暗雲立ち込めるストーリーを彷彿。物語が始まるとフラッシュバックのようなリバースギター。二人はもう既に対峙していた。
便利が距離に摩擦を生み、相違方向に熱量を増していく。回路がショートしそうなライムフレーズは圧巻!。混沌、混乱。。そして「めんどくさ」へ...
二人の主人公が立ち回る姿は、ジェットコースター的エンタメでありながら、実は近年の日本を和製英語たる本作の曲名の如く刺しているのでは!?
思惑情念交錯し、波乱の逢瀬へ...!
設定を深読みしたくなるスルメMV!!!

​【審査員・金井伸幸】

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